◆笑気麻酔

　笑気麻酔とは、「笑気吸入鎮静法」と言われるもので、不安や恐怖心を軽減させ、気持ちを落ち着かせる方法です。

歯科治療における笑気麻酔は、30％以下の低濃度の笑気を、70～80％の高濃度酸素と混ぜて使用します。

使用された患者さんは、「ぼーっとした」「音が遠くに聞こえた」と話されます。麻酔の苦手な患者さんも、注射が終わるまで笑気を吸入し、その後はゆったりとした気持ちで治療される方もいらっしゃいます。

　歯科治療で使用する笑気麻酔の場合は、笑気の濃度が薄いため回復も早く、治療中も意識があり、会話もできるので様子を見ながら治療が可能となります。不安を和らげ、緊張を解き精神的にも肉体的にもリラックスした状態で治療を受けることができます。歯科に恐怖心がある方・不安が強い方、キーンという音や振動が苦手な方、高血圧・心疾患などの内科的慢性疾患を持つ方、嘔吐反射のある方、鼻から吸入することができる小さなお子様から大人の方まで幅広く使用できます。使用後は、不調が無いことを確認し、その後帰宅できます。

※笑気麻酔を避けた方がいい方(妊娠中・授乳中等)もいらっしゃるので、どうぞご確認下さい。

　治療の内容や注意点など、動画を使用して分かりやすく説明します。